「退職代行で辞めた後、転職活動ってどうすればいい?」
退職代行を使って辞めた人、自分で退職を伝えて辞めた人、どちらも次に直面するのが転職活動です。
筆者はJTC大企業で管理職をしており、中途採用面接を100人以上担当してきました。この記事では「採用する側」のリアルな視点で、退職後の転職エージェントの選び方とおすすめ5社を解説します。
退職後でも転職エージェントは使える?
結論:問題なく使えます。むしろ在職中より時間に余裕がある分、面接の日程調整がしやすく、転職活動に集中できるメリットがあります。
ただし注意点が2つ:
- 空白期間は短い方がいい。3ヶ月以内なら面接で突っ込まれることはほぼない。6ヶ月を超えると「何をしていたか」を聞かれる
- 退職理由は準備しておく。「前職が嫌だった」ではなく「次にやりたいことがある」に変換する
転職エージェントの選び方【3つのポイント】
ポイント1:求人数で選ぶ(大手が有利)
転職エージェントの価値は「持っている求人の数」。求人が多ければ選択肢が増え、自分に合う仕事が見つかる確率が上がります。迷ったら求人数No.1のエージェントに登録するのが最も合理的。
ポイント2:サポートの手厚さで選ぶ
退職後の転職は、在職中と違って「後がない」プレッシャーがあります。職務経歴書の添削・面接対策・年収交渉までサポートしてくれるエージェントを選びましょう。
ポイント3:自分の年齢・状況に合わせる
| 状況 | おすすめのタイプ |
|---|---|
| 20代・第二新卒 | 若手特化型(ハタラクティブ、マイナビ) |
| 30代・経験あり | 総合型(リクルート、doda) |
| 年収600万以上 | ハイクラス型(パソナキャリア) |
| 未経験業界に挑戦 | 未経験OK求人が多い(ハタラクティブ、doda) |
転職エージェントおすすめ5選
| エージェント | 求人数 | 対象年齢 | 強み |
|---|---|---|---|
| リクルートエージェント | 60万件超 | 全年齢 | 求人数No.1。迷ったらここ |
| doda | 20万件超 | 全年齢 | エージェント+求人サイト一体型 |
| マイナビエージェント | 非公開多数 | 20〜30代 | サポートが丁寧。中小企業に強い |
| パソナキャリア | 5万件超 | 30〜40代 | 年収UP率67%。ハイクラス寄り |
| ハタラクティブ | 3,000件超 | 20代 | 未経験OK。正社員就職率80%超 |
1位:リクルートエージェント
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 求人数 | 60万件超(業界No.1) |
| 対象年齢 | 全年齢 |
| 強み | 圧倒的な求人数。非公開求人も20万件以上 |
| サポート | 職務経歴書添削・面接対策・年収交渉 |
迷ったらまずここに登録。求人数が圧倒的に多いので、どんな職種・業界でも選択肢が見つかる。筆者が面接した候補者でも、リクルートエージェント経由が最も多かった。
- 「料金かかる?」→ 完全無料。エージェント紹介・面談・転職成功まで一切費用なし
- 「個人情報は安全?」→ プライバシーマーク取得、暗号化通信で個人情報保護万全
- 「面倒な営業電話ある?」→ 連絡方法(電話/メール)を選択可能。希望時間帯指定OK
- 「マッチングの精度は?」→ 経歴・希望条件をもとに最短24時間で複数エージェント紹介
2位:doda
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 求人数 | 20万件超 |
| 対象年齢 | 全年齢 |
| 強み | エージェントサービスと求人サイトが一体型。自分で探すこともできる |
| サポート | 書類添削が特に手厚い。「レジュメビルダー」で職務経歴書が作りやすい |
「エージェントに任せたい」と「自分でも探したい」の両方ができる。リクルートエージェントと合わせて登録する人が多い。
3位:マイナビエージェント
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 求人数 | 非公開求人が多数 |
| 対象年齢 | 20〜30代に特に強い |
| 強み | 担当者のサポートが丁寧。中小企業の優良求人が豊富 |
| サポート | 転職回数が少ない人・初めての転職に強い |
「初めての転職で不安」という人に最適。大手2社より求人数は少ないが、1人あたりの対応時間が長く、手厚いサポートが受けられる。
4位:パソナキャリア
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 求人数 | 5万件超 |
| 対象年齢 | 30〜40代 |
| 強み | 年収UP率67%。ハイクラス求人に強い |
| サポート | 女性向けキャリア支援も充実 |
年収600万以上の転職ならパソナキャリア。管理職経験がある30〜40代は、年収を維持しながらキャリアアップできる求人が見つかりやすい。
5位:ハタラクティブ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 求人数 | 3,000件超(未経験OK求人が中心) |
| 対象年齢 | 20代特化 |
| 強み | 既卒・フリーター・短期離職OK。正社員就職率80%超 |
| サポート | カウンセリングが丁寧。「何がしたいか分からない」から一緒に考えてくれる |
新卒で退職代行を使って辞めた人に特におすすめ。「経歴に自信がない」「短期離職してしまった」という人でも、正社員として再スタートできる求人が揃っている。
「採用する側」が面接で見ていること
管理職として100人以上の中途採用面接をしてきた筆者が、正直に書きます。
退職代行を使ったかどうかは見ていない
面接で「退職方法」を聞くことはありません。聞くのは「退職理由」であって「退職手段」ではない。退職代行を使ったことは、自分から言わない限りバレません。詳しくは退職代行を使った後の転職活動をご覧ください。
見ているのは「次に何をしたいか」
面接官が最も重視しているのは「この人はうちで何をしたいのか」「何ができるのか」の2つ。前職を辞めた理由は参考程度。「前の会社が嫌だった」より「次にこれがやりたい」が語れる人を採用します。
空白期間は3ヶ月以内なら気にしない
退職後すぐに転職活動を始めれば、内定までに1〜3ヶ月かかるのは普通。3ヶ月以内の空白期間は「転職活動中」で説明が完結します。6ヶ月を超えると「この間何をしていたか」を聞かれるので、退職後は早めに動きましょう。
転職エージェントを使う時の4つの注意点
① 最低2社に登録する
エージェントによって持っている求人が違います。リクルートエージェント + もう1社が基本。相性の合うエージェントを見つけるためにも、1社に絞らないこと。
② 退職理由はポジティブ変換して伝える
エージェントにも面接にも、退職理由は「ネガティブ→ポジティブ」に変換して伝えます。「人間関係が最悪だった」→「チームワークを重視する環境で働きたい」。退職理由の伝え方も参考にしてください。
③ 希望条件は最初から明確に
年収・勤務地・職種・業界の優先順位を決めてからエージェントに伝える。曖昧だとマッチしない求人を大量に紹介されて、時間を無駄にします。
④ 担当者との相性が悪ければ変更を依頼
担当者が合わないと感じたら、遠慮せず担当変更を依頼してください。大手エージェントなら担当変更は日常的にあることで、失礼にはなりません。
【2026年改正】退職後の失業給付制度が大幅変更
| 変更項目 | 従来 | 2026年改正後 |
|---|---|---|
| 自己都合退職の給付制限期間 | 2ヶ月 | 1ヶ月に短縮 |
| 教育訓練講座受講者の給付制限 | 2ヶ月 | 0日(即受給可) |
| 給付期間(年齢別) | 90〜330日 | 90〜330日(変更なし) |
| 基本手当日額算出 | 賃金日額×50〜80% | 変更なし |
退職後の給付金まとめ【全12種類】
| 給付金 | 対象 | 金額目安 |
|---|---|---|
| 基本手当(失業給付) | 退職後の求職者 | 賃金の50〜80%×90〜330日 |
| 再就職手当 | 早期就職者 | 残日数の60〜70% |
| 就業促進定着手当 | 再就職後の低賃金者 | 差額×日数 |
| 教育訓練給付金 | 講座受講者 | 受講料の20〜70% |
| 傷病手当 | 退職後の傷病者 | 基本手当相当 |
| 特例一時金 | 短期労働者 | 30日分 |
| 高年齢求職者給付金 | 65歳以上の退職者 | 30〜50日分 |
転職エージェント利用と失業給付の併用
| 状況 | 失業給付の扱い |
|---|---|
| 転職エージェントに登録 | 給付に影響なし(求職活動として認められる) |
| 面接受験 | 求職活動実績としてカウント |
| 内定獲得後・入社前 | 入社日まで給付継続 |
| 1年未満で再退職 | 再度給付申請可(条件あり) |
退職後の最適な転職エージェント活用法
STEP1:退職翌日に3社のエージェント登録
失業給付の手続きと並行してリクルートエージェント・doda・マイナビエージェントの3社登録。
STEP2:失業給付の受給期間を有効活用
給付期間中は「収入心配なく転職活動に集中できる」貴重な時間。妥協せず希望条件で探す。
STEP3:教育訓練給付金で資格取得
退職前1年以内に受講開始すれば、給付制限ゼロ+資格取得で市場価値UPの二重メリット。
STEP4:早期再就職で再就職手当ゲット
残給付日数3分の1以上残して再就職すると「再就職手当」として残日数の60〜70%が一括支給。
よくある質問
Q. 退職代行を使ったことをエージェントに言うべき?
言わなくていいです。エージェントに伝えるのは「前職を退職した」という事実だけで十分。退職手段を聞かれることはほぼありません。
Q. 在職中と退職後、どっちが転職に有利?
在職中の方がやや有利です。「現職がある」という状態は年収交渉で有利に働きます。ただし退職後でも3ヶ月以内に決めれば大きな差はありません。
Q. 転職エージェントの費用は?
完全無料です。エージェントの報酬は採用企業が支払うため、求職者に費用は一切かかりません。
Q. 30代後半〜40代でも使える?
使えます。特にパソナキャリアは30〜40代のハイクラス転職に強い。管理職経験があれば、年収を維持した転職が十分可能です。30代で辞めたい人の完全ガイドも参考に。
転職を本気で考えるならエージェントへ
転職活動は一人で進めるより、プロにマッチングしてもらった方が成功確率が高い。転職エージェントナビは完全無料で、あなたに合った転職エージェントをパーソナルマッチング。複数社を比較しながら最適な1社が見つかります。
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まとめ
- 退職後でも転職エージェントは問題なく使える
- 迷ったらリクルートエージェント+もう1社が基本
- 20代はハタラクティブ or マイナビ、30〜40代はパソナキャリア
- 退職代行を使ったことはエージェントにも面接にも言わなくてOK
- 空白期間は3ヶ月以内なら問題なし。退職後は早めに動く
- 退職代行を検討中なら → 退職代行おすすめ10社比較
- 辞めずに環境を変えたいなら → 社内公募で異動する完全ガイド
- 人間関係が原因なら → 人間関係で辞めたい人の判断基準
※ 本記事の情報は2026年4月時点のものです。各転職エージェントの最新情報は公式サイトでご確認ください。

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